げげげっ!気付いたらGWも終わりですね!?なんか結構間が空いてしまいましたが天草紀行の続きです。
いや、天草広かったです。
なんかね、天草って、島で小さいイメージがあったんですが。間違いでした。
デカいわ、天草!
今回は、行けども行けども続いている、全然島なんかじゃなかった天草を観光したお話。
天草?島でしょ?
って、思っていませんか?皆さん。
はい、この度天草上陸を果たしたヤンメイから言わせてもらえば、それは全くの誤解!ナンセンスです!!
地図上では天草エリアって、そこまで広く感じないのですが。走ってみたら結構ありました。空港のある熊本市から、天草エリアの入り口にあたる上天草市までで車で1.5時間弱。そこそこ距離があるのですが、高速道路はないので一般道をひたすら走ります。それでようやく天草の入口ですからね。
熊本城からは50kmほど。距離から高速があると思い込んでいて、熊本城で遊び過ぎました。宿へチェックインに遅れる連絡をしてのんびりドライブです。薄曇りなせいか有明海の向こうが水墨画のようにかすんで、よりゆったりした気持ちにさせられます ←遅刻中。心なしヤンメイ妻の故郷、杭州を思い出す景色です。
翌日、その上天草から2日目の宿である下田温泉までも50kmほど。その先まで島は続いていますから、島といってもなかなか広大なエリアなのですよ、天草。
天草観光と言えば?
天草をよく知らず、長崎の一部だと思っている人もいるようですが、そんな人でも天草四郎の名前くらいは聞いたことがあるでしょうか?ざっくりいうと、江戸時代に天草地方で起きた一揆のシンボル的人物です。なので、四郎のゆかりの地や施設を訪ねるのもありです。ただ、外国人や子供はそこまで四郎には興味がないので、今回はパス。
他にメジャーな天草観光と言えば、イルカウォッチングと世界遺産のキリスト教集落くらいです。そこまで海を泳いでいるイルカにこだわりがなかったので、イルカウォッチングを水族館に変えて一通り遊んでみました。
天草五橋クルージング
天草って熊本本土からは少しずつ離れた島なので、それを橋で繋いで陸続きにしてあるのですが。そのいくつかの橋を船で巡っていく、というクルーズがこれです。気分爽快!天草五橋クルージング
海の上から眺める橋はなかなか面白い景色です。車で上から渡るのとは全然違う風景で時間も30分程度なので、イルカウォッチングのように長く船に乗るのが苦手な人でも飽きずに楽しめるアクティビティですね。
ヤンメイ達が行った時には微妙に雨が降りそう(乗船時は少し降っていた)だったので、なんと結果的に貸切り!小型のクルーザーでしたがめちゃくちゃ快適かつ贅沢でした!たまたま乗れた船が2階というか展望デッキ席もあり、風を受けながら遠くまで眺めが利いて気持ち良かったです。
海中水族館シードーナツ
そのクルーズの船着場から見える位置(徒歩圏内)にシードーナツという海中水族館があります。海中水族館の名前の通り、水族館の建物が海に沈んでいるというか浮いているというか、ともかく海中にあります。
日本で海中水族館というのは静岡の下田とこの天草にしかないようなので、天草に来たら寄る価値があるかも。まぁ、ぶっちゃけ、そこまで施設が海中にある必要はないかもですが、海中での魚の様子が見られるのが特徴です。
海の中が眺められる施設は他にもあるかも知れませんが、生け簀的に人が囲ってある範囲で見せているのは上記2ケ所ということなのかも。厳密な定義は知りませんけど。
ちなみに、この水族館はかなり人の息吹を感じるアットホームな雰囲気が展示に溢れています。私立なので予算が潤沢ではない、というぶっちゃけ話も含めて、手書きの文字で色々と伝えてくれています。展示している魚の美味しい食べ方とか、人(スタッフ)のご飯より魚の餌代が高価だ、とか水族館の展示としては禁じ手じゃないか?という情報まで教えてくれていてインパクトがあります。
そして、同じ海中水族館である下田もそうだったように、このシードーナツにもイルカショーやふれあいプログラムがあります。なので、ヤンメイ家のようにイルカウォッチングに行かなくても、むしろ間近にイルカを見ることが出来ます。ショーがない時間帯でもイルカプールエリアには入れるので、至近距離でイルカを観察できますよ。もちろんじっとはしていてくれませんが。子連れならここは外せない立ち寄り先だと思います
海の天主堂
こちらは世界遺産となっている崎津集落(エリアとして一帯が文化遺産となっている)にある珍しい畳敷きの教会が崎津教会です。かなり海辺に建っていることから海の天主堂とも呼ばれているそう。観光地というよりは地元のキリスト教徒の日々の信仰の場がたまたま世界遺産になったんだなぁ、と感じる場所です。あまりに普通過ぎて、信仰の場にお邪魔しちゃってごめんなさい、という気分になります。ほんの気持ちのお布施をして教会を後にしました。
むしろ、この崎津集落全体に言えることなんですが、世界遺産という言葉の響きからすると地味で素朴なところです。そんなに浮ついてないというか本当に普通のところで、観光で来た人が車を停める場所すら教会の近くには3台分ある程度。大型の観光バスなら離れた所に停めるようなんでしょうね(未確認)。そんな感じなので、お土産屋さんもあるようなないような、ちょっとした漁港の方がまだ商売っ気がある、そんな所でした崎津集落。
陸の天主堂
崎津教会から5kmほど走ると丘の中腹に白い教会が見えてきます。それがこの大江教会、別名陸の天主堂です。こちらは世界遺産ではないのかな?海に行ったら陸もね、と知人に勧められて行きました。
こちらのほうが華やかというか、真っ白い壁やカラフルな花のせいかより明るい印象です。駐車場が10台ほど完備されており、見晴らしも良いのでよりバエる感じ。
ただ、こちらも普通に信仰の場として開かれた普通の教会なので、観光地っぽい感じはあまりないですし、小高い丘の上に建っている分、周囲にお土産屋さんとかはまるでないので。せっかく隠れキリシタンで有名な天草に来たので、江戸時代に禁教であった頃から信仰が続いていた地を見てみよう、という興味があれば行ってみるといいです。子供が喜ぶ楽しさはないかな。
三角西港
海沿いを走っていたら、いい雰囲気の建物が建ち並ぶエリアがあり車を停めてみました。それがこの三角西港です。後から知ったのですが、この一帯は「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録されていたらしいです。
まぁ、そんな理屈は分からずとも、景色がよく素敵な建物が色々あるので写真撮影には良いロケーションです。
写真の建物は小泉八雲ゆかりの旅館「浦島屋」の復元建築。あとから調べたらカフェとして営業とあったけど、1階は展示スペース、2階はヤンメイが訪れた時はフリースペース的に使われていました。カフェは土日とか限定的な営業なのか、もうなくなってしまったのか不明です。浦島屋の前は広々とした庭が広がっており、ヤンメイ娘は駆け回って遊んでおりました。
同じエリア内に営業しているカフェや土産物店もあり、それぞれ当時を偲ばせる風情ある建物なのでブラブラするのも楽しいところでした。


富岡海水浴場
天草の中でも一際長崎寄りに突き出したエリアにある海水浴場です。いまいちなお天気でしたが波も穏やかで綺麗な海岸だったので。さぞかしシーズンには気持ち良いのだろうなぁ、と。
海に来たら、貝拾いサンゴ拾いをしないと気が済まないヤンメイ家女子。さすがにサンゴはなかったけれど、そこそこキレイな貝を拾えて満足そうでした。毎度のことながら、結構これに時間を費やすのですよ、彼女ら。楽しいなら良いのです。
シャワーやトイレ、そこそこ広さのある駐車場もあり、また夏に訪れたくなる海でした。潮の流れが良いのか磯臭くないのもポイント高かったです。
以上、ヤンメイ家が2泊3日の間に訪れた観光スポットのレポートでした。次回は天草グルメとお土産のお話です。