先日、2泊3日の入院をして、顎骨嚢胞の摘出手術をしてきました。そんなに大変な手術ではないのですが、入院して全身麻酔で手術するとかって、ちょっと大がかりな感じで不安もありました。
そもそも、顎骨嚢胞ってなんなん?手術するようなことなの?
そんなことも含めて、あまり経験者のお話を探せなかったので、不肖ヤンメイが書こうではないですか!と経験をシェアすることにしました。
今回はそんな、顎骨嚢胞を摘出する手術のために入院してきましたよ、というお話です。
ついでで嚢胞発見!
去年の秋、子供が学校の歯科検診で虫歯の判定をいただき、近くの歯医者に連れて行った時のこと。まぁ、ヤンメイもヒマだしついでなので、歯のクリーニングをお願いしました。状態のチェックの為にレントゲンを撮らせて下さい、と一枚パシャっ!と。
すると、顎部分に怪しいシルエットが発見され、大学病院から来る専門の先生に判断してもらいましょう、とのこと。後日、やはりシルエットは嚢胞っぽいので、大学病院でよく見て貰いましょう、と紹介状をいただきました。嚢胞はノウホウと読みます。膿とかなんか液体が入った袋のようです。
まぁ、すごく急ぐ訳ではなさそうだったので、あまり危機感もなくダラダラ夏まで引っ張って大学病院で画像診断してもらったところ、どうやら嚢胞ですよ、と。手術で取ってしまう方が良いので、日程を検討した上で予約して下さい、なんて流れに。
その際、全身麻酔で2泊3日の入院になりますって。
え〜っ!?入院ですか?
下顎嚢胞って取るものなの?
なんかね、近所の歯科医もそんな急いでる風ではなかったし、痛くも痒くもないんですよ。そもそもそんな嚢胞ごときで2泊3日もかけて入院するような手術するんですか?本当にそんなの必要?という疑問がむくむく湧いてきて。
まず、出来れば入院なんかしたくない、貧乏ヒマなしなので仕事休んでいられない、という前提があり。そこにきて、嚢胞って取るようなものなの?という素朴な疑問がありました。
というのも、卵巣嚢腫とか子宮筋腫とか、経過観察とは言われたけど切らない、という話はよく聞くので。これもそんな切らなくても大丈夫な嚢胞なんじゃないの?という気持ちが拭えないんですね。
しかも、そこの大学病院は経営的に厳しく看護士の大量離職とかで話題になっていたところだったので、なんでも検査、なんでも手術とかで収益を上げたいんじゃないの?という疑いまで持ってしまい。
そこで、同じ病気の人はいないのか?本当に手術するのか?を調べてみると…病院が書いてる系の記事も、健康系の記事もおよそ取るのが前提みたいなもの多数。経験者ブログは本当少ない。でも、あるのは「やっぱり手術しました〜」って話ばかり。むぅ、やはり切るものなのか…
下の写真の一番奥の歯の前に楕円っぽいシルエットが見えるでしょうか?これが問題の嚢胞ちゃんです。これが歯の根っこと被った位置にあります、と。検査した病院が言うには、このままだといずれ触れている歯の根が溶けるリスクがあるから取りましょう、ということみたい。
今後、年は取るばかりだしなぁ。いつか問題が大きくなった時に取るのは大変そうだし、悪性腫瘍の可能性もゼロではない。そう考えると、今が一番若いんだから、取るなら早い方がいいのか、とだんだん考えが変わってきました。仕方ない、手術日を決めるか。本当は手術の必要性も含めてセカンドオピニオンを取りに行こうかとも考えましたが、手術予約をする!と腹をくくって更なる検査予約に進んだのでした。
そんな訳で、拒否から受け入れに気持ちを切り替え、次回はいよいよ入院へ進むお話です。