ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

クリスマスの誤配送

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クリスマスイブの夜、皆さんいかがお過ごしでしたか?ヤンメイは仕事でしたよ^_^

ヤンメイ家は昨日、1日早いクリスマスパーティーを開き楽しんでいたところ、プレゼントを持った闖入者がやって来ました。さて、闖入者の正体は?ヤンメイ家にもたらされたプレゼントとは?

今回は、日本の物流の問題点と危機意識にも踏み込んだ、習慣の違い(?)のお話。

セミ自作ケーキはコスパ最高!

繰り返しになりますが本日はヤンメイ不在のため、昨日、一日早いクリスマスイブイブのパーティーを楽しでおりました。

いきなり余談ですが、クリスマスケーキ自作というのも楽しいものです。かつて、クリスマスケーキのフルスクラッチを試みた妻は、費用と手間と成果の観点から「スポンジは買ってくるに限る」との結論に達しており。

そこからさらに進めて、クリームも冷凍の出来合いを買ってくれば、手間もかからず失敗もなく、でも子供も参加してケーキ作った感が出るではないか!と。気分だけの自作ケーキ作りをしてみました。

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これが大当たり!かなり子供は喜び、なおかつホールケーキが1000円前後で作れ、まぁお味はそれなり、というイベント性の高い、コスパ最高な企画と相成りました。

余談の余談ですが、この時期、パティシエは早出残業の地獄の日々を送っており、平時のクオリティは保証できない、との証言をいただいております。美味しいケーキは時期をずらして買おう!

クリスマスプレゼントの誤配?

さて、そんなお楽しみの最中、ピンポ〜ン!と呼び鈴が。誰ぞな?と表に出てみると、暮れの元気なご挨拶(お歳暮と言え?)の配達に来た宅配便の方でした。差出人をみると、いつもこの時期に気を遣って下さる方でしたので、ありがたく受け取ることに。

この方はヤンメイ家の好みをよくご存知で、定番のものをいただくのですが。おや?なんか今年は重量が軽いような?容量の縮小か内容の変更か?

いそいそと居間に戻ってヤンメイ娘に開封させる(開けるの好きなのです)と、おや!華やかなチョコやクッキーなどの洋菓子セットが!!ありがとうございます!!いや、本当にありがたいことです。

ありがたいことなんですが…いつもと違うなぁ?なんでかな?とか思いつつ、開いた包装紙の表を見ると、配達伝票には野菜ジュースセットと書いてあります。

そうそう、これこれ!

いつもいただくのはこれですよ!!

 

ん!?じゃあ、伝票と中味が違うってこと!?

 

初めての体験ですが、これって、そういうことですよね。伝票の品名は野菜ジュースセットなのに、内容物はお菓子セットなんですから。

結果的クリスマスプレゼント

なので、配送センターに問い合わせのお電話をして、表記と違う物が届きましたけど?と尋ねました。すると、先方の係員さんからお届け番号の確認があり、確かに野菜ジュースで受注を受けています、と。しかし、口頭で〇〇社のお菓子セットが届いている旨を告げると、本来の品の在庫確認をして、再度ご連絡をします、と。

待つことしばし。しかし、その間も、うぇーい、と盛り上がる我々。と、その盛り上がりの隙に、届いたばかりのお菓子が1つ食べられてしまい。まぁ、パーティー会場にお菓子が追加されれば当然と言えば当然の運命ですが…しまったなぁ、と思っても後の祭り。

そんなタイミングで、再度デパートから連絡があり、在庫はあるのですぐに発送します、と。で、その際、配達員に誤配のお菓子を渡して送り返してくれ、と。

あちゃー、そう来たか。仕方ないので、開けないと中身との相違が分からないし開けてしまっていること、しかも、中身が1つ減ってしまっていること、を正直に詫びました。

先方の係員も、いや、それは仕方ないので大丈夫です。残りを渡して下さい、というラインで決着。荷物はすぐに送ります、とのことでした。

ことの顛末を家族に伝えるとヤンメイ妻は「あり得ない!中国なら回収なんかしないよ!迷惑かけて済みません、どうぞお納め下さい、と必ずそうする!!」とびっくり&憤慨していました。

その直後、同じ係員さんから再度連絡があり、「上司に伝えたところ、そのままお受け取り下さいとのことでした。ご迷惑おかけしました」と、妻の想定の反応に。それが分かっている者の対応だ、と今度は納得の様子。

期せずして、ヤンメイ家にギフトが届けられました!

これでいいのか?配送センター

いや、これね、文句とかでなくて。こんなの読んで悪用する人がいると気分悪いのですが。

妻曰く、今回の配送センターの対応には疑問が残るそうです。彼女の考える正解は、開けていてもいいので、再配達のスタッフに中身を確認させることでした。

つまり、この誤配の連絡が、荷物の受取手によるインチキの可能性もある訳です。確かにこれ、ウソをついてもう一つ贈答品をせしめる自作自演も出来ちゃいます。なので、包装紙とそれに入っていた品物(箱)を見せてもらい、確かに誤配であった物証を示してもらう、というのは、販売店として分かる対応だ。と。

なるほど!考えてもみなかったわ!!

ヤンメイが気になったのは、やはり回収のスタイルについて。今回の品物は、紙箱の中は個別包装の品物が直接並べてあるスタイルのギフトだったのです。つまり、どれか一つに悪意のあるイタズラをしても、返品された側には分からないのです。

大きな外の包装は破れば分かりますが、そこまで開けなくても、タイトルと中身の違いは判明します。しかし、今回の商品だと、紙箱を開けたらすぐ中身ですから。中身をイタズラしたかどうかの確認がしずらいんですよね。まぁ、注射器とか使えばどちらも関係ないですが。

つまり、どの道、一度人の手に渡った品物(特に食べ物)の安全性を確認するのは困難だ、ということです。そのリスクを考えたら、回収とかあり得ないんじゃないかな、と。

もちろん、そういう言いがかりもありえますから、回収の上、調査、処分、という流れもありですが。当たり屋的な被害を防止する上では、妻の言った対策もセットにするのが望ましいですね。

まぁ、そういう客の言い分を確認する的な行為を、百貨店が出来るのかは疑問ですけど。それくらいやってもいいとは思います。

 

ともあれ、そんな、人生初の誤配で思いがけず暮れの豪華お菓子をいただいてしまった、というお話でした。メリー、クリスマース!