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ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

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中国で結婚式をしてもらった!

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最近ねぇ。国際結婚的な記事が減っていたので。ちょっと昔を思い出して異文化話でもしましょうか。あまりに違いがあり、ネタ山盛りなのですが、今回はお式に絞ってお話します。中国スタイルの結婚式とは。

中国の結婚式は大宴会

もうかれこれ7年前、ヤンメイ夫婦は中国は杭州で結婚式をしました。200人からのお客さんを呼んでの大宴会です。事情があり、日本側からの参加者が1人だったので、200人はほぼ妻側、中国人のお客さん達でした。片側だけで200人ですよっ!?
会場、広かったもんなぁ…。

参加者の内訳

参加者のメンツに結婚式の性格が出ています。日本だと、親戚、友人、職場関係が3割づつくらいの比率を前後するかと。立派なお家になると、親御さんの友人、知人や地域の名士の方などを呼んだりもあるでしょう。ヤンメイはそんなお式にご縁がありませんでしたが。

これが中国だと全然違います。実際、我々のお式だと、10人がけの席が20卓で200人でした。うち、妻(と私)の友人卓が1つ。親戚の席が4つ。それ以外の約半分は義父母の知人、友人で占められるのです!ヤンメイはおろか、妻でさえ、顔も知らないかちょっと面識がある程度のお客さんが半分。結構びっくりしました!

ここに、中国のお式の性格を感じます。おそらく、少し古い日本のスタイルと一緒で、地域社会へのお披露目なんでしょうね。ウチの息子、娘がこんな人と結婚したから宜しく頼むよ!という感じ?コネや縁故が強い社会なので、親の人脈との顔つなぎ的な意味もあるかも知れません。

席次の問題は日中共通

ただ、中国はストレートなので、席次が日本とは逆になります。日本だと、主賓や上司などをメインテーブル近くにし、前方寄りに同僚、友人。親族、家族は後側ですよね。

中国はもっとストレートです。友人テーブルに自分も座り、最前列に。その近くには親族、家族席。後ろにはそれ以外のお客さんです。本人との関係が遠くなるほど出入口近くに配置されます。

なので、仲の良い友人のつもりで式に臨むと、意外や出入口近くで、以後の関係が険悪になるとかもあるらしいです。

参加者は普段着

日本には「平服でお越しください」という表現がありますが。中国の結婚式の参加者はまんま平服で来てくれます。平服=普段着です。つまり、ジーパン、Tシャツなんでもありです。襟のあるシャツやスラックスの人もいますが、本当に思い思いの服装で集まります。

女性だと多少ドレスアップする人もいますが、そもそも、新郎のヤンメイからしてスラックスに半そでYシャツにネクタイ、こんなものですからね。(さすがに妻はウエディングドレスでしたが)お祝いの気持ちさえあれば、恰好なんてどうでもいい。そんなラフなところに異国を感じましたね。

ご祝儀は手渡し

キャンドルサービスではありませんが、新郎新婦がお客さんのテーブルを回って挨拶をするのは日中共通です。しかし、異なるのは、この挨拶回りの時にご祝儀をくれるのです。

つまり、直接の手渡しで「おめでとう!」ですよ。受付を置いて、芳名帳を書いて、とかの手間はかけません。ストレートですよね。お祝いの気持ちが直に伝わる面白い習慣だと思いました。ご祝儀泥棒とかも起こりづらそうです。

でも、200人からの参加者からご祝儀を手渡しでいただくと、山盛り過ぎて大変じゃない?と心配したあなた!鋭い!!

そう、さすがにそれは大変なので、アシスタントが付くのです。新郎新婦の仲の良い友人にその役割をお願いします。すると、彼らは挨拶回りのテーブルにいちいち付いて回り、新郎新婦からご祝儀を受け取ってくれるのです。

代飲み人ってなんだ?

しかし、このアシスタント、実はもっと大切な役目があります。
それが代飲みです。(←ヤンメイ命名)
勘のいい人は予想がついたでしょうか?

代飲み人とは、新郎新婦の代わりにお酒を飲んでくれる人なのです。

日本でも、新郎新婦席に参加者がお祝いを述べに現れ、お酒注いで乾杯、なんて風景がありますね。中国式は挨拶回りのタイミングで乾杯するのです。しかし、参加者も多く、乾杯の数もハンパじゃない宴会です。その都度普通に飲んでいたら間違いなく潰れます。

そこで中国の知恵が産み出したのが代飲み人制度(?)です。彼が乾杯のタイミングでさっと盃を引き取り、新郎の代わりにお酒を飲んでくれるのです。いや、お酒の強い、お酒の好きな新郎なら、こんな代役はないのかもしれませんが。ヤンメイはあまり強くないので、この制度はとても助かりました。

ですから、当然この役目は友人の中でも屈指の酒豪が担います。さすがに酔っ払いながらお金の管理は出来ないので、アシスタントはペアでお金と飲みを各々担当してくれます。やはり、友人抜きに結婚式が進まないのは日中共通ですね。

日中酒飲み共通項

しかし、他のどうでもいい点でも共通のところがありました。


俺の酒が飲めないのかオジサンです。


中国にもいたんですよ、この手のオジサン。こちらはただでさえ中国語が分からないのに、酔って話すからなおさら分からない。でも、あれは絶対「俺の酒が飲めねぇのか?」って言ってます。

こういう時はヤンメイもグイッといきます。すると、おじさんも嬉しそうに乾杯!「おっ!なんだお前イケるじゃねぇか?」みたいな感じで和気あいあいになるのも酒飲みの共通点でしょうか。

結論:中国の結婚式はストレートだった

他にも、なぜか司会の人が歌を披露したり、謎のキャンドル点火があったりと、日本とは異なる雰囲気が満載です。でも、最後は新郎新婦と両親のスピーチで締め!ってのは同じですね。

気持ちは共通なんでしょうけれど、何となくくだけているというか、形式ばっていない中国式もいいなぁ、と思います。ストレートに素朴なお祝いの気持ちが伝わってくる中国の結婚式を久々に思い出した、というお話でした。


注:今回のエントリーは、中国杭州でヤンメイが体験した結婚式であって、他の中国人がみんなこのスタイルとは限りませんよ。ヤンメイは外国人なので、伝統的中国スタイルをかなり端折ってもらったようですから。