運動会に日の丸弁当を持って来た子がいたとか、弁当箱を開けたら中にお金が入っていたとか。そういう可哀想ではなくて。
中国人は運動会にお弁当を持っていくこと自体を「可哀想」に思うんだそうです。
可哀想?
なんで?
今回は、中国人のイベント時のお弁当にまつわるカルチャーギャップのお話。
中国人妻、ジャパニーズ弁当を作る
少し前の話、とある週末、娘の幼稚園の運動会がありました。ヤンメイ妻、珍しく気合いを入れて早起きし、いそいそとお弁当を作ってくれました。
ヤンメイ、妻、娘、ヤンメイ弟と4人分ですから結構な量です。お疲れ様です!美味しかったです!!
中身は、卵焼き、ウインナー、唐揚げ、おにぎり、煮物とオーソドックスな日本的弁当でした!誰に聞いたのか、実に典型的なお弁当ですよね。これを外国人が作るって凄いぞ!!
ですが、作りながら言うのですよ。中国ではこういう時に手作り弁当を用意したりはしないんだ、と。
???
よもや足作りっ!?
いやいやいや。
中国人のお弁当観
そもそも、運動会の様なイベントでも、中国人はお弁当を食べないらしいです。また、何かの際に外で食べる必要があるときも、買ってきたものを食べるとか、外食をするとかね。とにかく、手作り弁当とかはないそうです。
なぜか?
なんか、そういうのって貧しそう、可哀想、って印象になるらしい。
いや、逆だろう?それ。
ヤンメイのイメージでは、手作り弁当にこそ愛情が込められいて、出来合いのお弁当は家庭でお弁当を作って貰えない可哀想な子の物、とまでは思っていませんが。買ったお弁当は、買えば誰にでも手に入る普及品、手作り弁当はワンオフの特製品、くらいの認識ではあります。
それが、真逆の価値観ってあるんだなー、とびっくり!
中国の運動会の食事
Q. では、中国人は運動会、お弁当を持参せずにどうするのでしょうか?
A. 帰って食べます。
昼休みに1度はけて、帰宅してから昼食をとり、後半戦に臨むのだそうです。
というか、これは運動会に限らず、中国人のお昼ご飯全般の話のようですが。基本的に大都市圏以外では、彼らは自宅と学校、職場が近いんですね。外食、買ってくる、家で作る(職場で作ってるのも見たことがあります)。色々スタイルはありそうですが、お弁当という選択肢はないんだとか。
以前のおにぎりの話と一脈通じるものを感じます。 → おにぎりという貧相な食べ物
ヤンメイ的には、1度帰宅して満腹になってまったりしてしまったら、再出勤がメチャクチャ面倒くさいんで、帰りたくないですけどね。むしろ、帰ってから再登校、再出勤する中国人のガッツに敬意を表したくなりました。
とはいえ、最近はどうだか知らないよ?と浦島太郎化の進む妻からの断りがありました。中国人とのハーフも増えているみたいだけど、みんなどうしてるんだろう?ともあれ、中国人にとってお弁当は可哀想な食べ物だ、というお話でした。