ヤンメイの日本語のまずさなんですが。これはツタヤ閉店セールの価格が驚くほど安かった、って話じゃないですよ。
単純に、その閉店セールでの価格を知りたくて調べたのだけど全然出てこなくて、なら書こうじゃないか、という記事です。ですが、書こうと思った1番の動機は、そこでの驚きを伝えたかったから。
その2つを並べたら、あたかもツタヤ閉店セールがスゴイ安い!と誤解を与えるような感じになっちゃったのだけど。「値段に驚き」じゃなくて「値段と驚き」というところにご注目ください。
そんな、ツタヤ閉店セールに行ったときの驚きの記録。いや、驚いてるのはヤンメイだけ?
ツタヤ閉店
近所のツタヤがね、閉店するんですよ。
まぁ、最近は珍しくないですね。各地でドンドン閉店していますから。ウチの地域にもついに来たか、って感じでした。
で、知らなかったのですけど。ツタヤは閉店する時、レンタル用の商品を販売するのです。店内に「閉店セールをしますよ」と通知が貼ってありました。
そりゃね、他店舗も自前の品が揃ってる訳だし、ごっそり移動させるのは手間も費用もかかりますから。売ってしまうというのも道理です。
ただ、では販売価格はいくらになるのかなぁ、と気になってしまい。他店舗とは言え、例があると参考になるかな?とググってみました。
が、全然情報がないのです!そんなセコいこと調べるヤツいないのかな?
結局、当日までお値段は分からず終い。とは言え、そんなに高いことはないだろう、と。もしかしたら、投げ売り価格200円とかもあるかな?なんて甘い期待をしておりました。
ちなみに、すっかり親業が板に付いてしまっててね。買おうかな、と思っていたのは、ディズニーとかプリキュアとか。そんなんばっかりしか頭に浮かばなかったのですが。←映画知らない
いざ、セール時に速攻で欲しいソフトまで駆け寄れるように、といくつか目ぼしい商品の場所を下調べしたり。そんな可愛らしい準備をしていたのですよ、愚かにも。
というのも、ヤンメイ、セール開始当日が休みだったので。少しなら並んでみてもいいかなぁ、と考えていたのです。初日開店前から並べばなんとかなるだろう、と。以下は、そんなツタヤ閉店セールに並んでみての敗北の記録です。
セール当日
出遅れた!
当日、開店は10時。ツタヤが入っているビルのオープンも10時なので、店外に並ぶことは出来ません。ビルの入口に開店30分程前に行ってみると、4、5人が並んでいました。平日の朝ですし、レンタル落ち欲しさに並ぶ暇人ばかりじゃないから、こんな程度なのか。と、納得して並ぶことに。
どうか、知り合いのパパ、ママに会いませんように。いや、なんか普通のバーゲンと違って恥ずかしいじゃないですか。
並ぶこと15分ほど。するとツタヤの店員さんがやってきて、店の前でお並び下さい、とエレベーターへ促すのです。あら?店頭に並べるのか?
みんな(10人くらい)でエレベーターに乗り込み上がって行くと、店前には20人以上の行列が!!なぜかほぼ男性!!
なんだ、入れるんじゃん!こちらのツタヤ、裏にも入口があるのですが。そちらのエスカレーターは空いていて、みんなそっちから来てたんですね。なんでそんなの知ってるのよ?いや、こっちに並んでる人の方がうんと多いしね。
ヤンメイも普段はこっちからなんですが。開店前だし、並ぶなら正面口かな、と余計なことしてしまった。
ともあれ、順位5位から25位(推定)に一気に転落です。
ヤンメイの目論見
でもね、言ったってディズニーとプリキュアですから。ディズニーは流石の定番だけあって数は豊富ですし、最近の作品も欲しいけど、ヤンメイの本命はプリンセスものの初期作品(シンデレラとか白雪姫とか)なので、そこまでライバルは多くはなかろう、と。
プリキュアも、なぜかこちらのツタヤは劇場版の新しい目の作品は置いていなくて。あまり人気がないのかな?ならば過去作はたくさんあるし数年前のやや古い目のものならどれか買えるだろう、とのんびり構えていました。
まぁ、前の24人の中にどれくらい大きなお友達がいるか…いや、でも大友さんなら自前で限定版とかすでに持っているだろうし、ライバルはお父さんくらいだろう。それとて、真っ先に駆けつけることはあるまい。そんな読みをしていました。
プロがいた!
並ぶこと10分ほど。10時より少し早く、「お待たせしました、開店で〜す」の声もなく、いきなりシャッターが開きました。いや、声かけはあったのかな?とにかく、ヤンメイの位置からはシャッターがいきなり開いたように感じたのです。
するとなんと!前に並んでる数人の男達が猛ダッシュで店内に飛び込んで行きました!!
火事場に救助のために飛び込むのは勇壮ではあります。でも、レンタル落ちバーゲンにマジダッシュって凄いね、って感じで近くの人達は顔を見合わせていたのですが。これってバーゲンあるあるなの?
彼らに遅れること20秒くらい。後続のヤンメイ達が店内に入ると。そこには見慣れない景色が広がっていました。
閉店セール用に、どこまで配置が変わっているか。分からないなりに、欲しかったソフトがあった元々の場所まで行ってみると…
見たこともない光景にでくわしました。
先行の人達が巨大な袋を棚の前に広げて、とにかく端から端まで、一瞬にしてガーーッと袋に落としていくのです。掴むまでもなく落とす!タイトルとかほぼ確認なし!!総ざらえでザラザラと掻き入れていました。
そこで、ようやくヤンメイは理解しました。
彼らはプロなのです!せどりとか中古品販売とか。とにかくそういうことを仕事にしている人達が仕入れとして来ていたんですよ!多分。
そうじゃないと、あの準備の良さと連携(数人でジャンルを分担しているようでした)、購買数は説明が出来ません。大きめの衣装ケースくらいの袋を複数用意してガンガン放り込んでましたから、500、600タイトルなんて量じゃありません。手際の良さから考えてもプロの仕業です。お会計だけでいくらになるのか。個人レベルのお支払いじゃありませんよね。
気になるお値段
さて、そんなお会計ですが。なかなか見事な値段の付け方でした。詳細はこんな感じ。
売れ残るほどに値下げしていくんです。100円とかなら大して見たくなくても持って行って貰えそう。でも、欲しいタイトルは早く買わないとなくなるよ、という。ニクイ作戦です。
どのツタヤでも閉店セールはこのような値段かは分かりませんが、1つの参考にはなるかと思います。
ヤンメイの戦果
ちなみに、ヤンメイが棚の前に着いた時点で商品の大半はなくなっていました。これが、セール対象外として他店舗に送られたのか、プロにさらわれた結果なのかは分かりませんが。
かなり数のあったディズニーの新作、準新作も、プリキュアの旧作の映画群も1枚も残っていなかったので、棚は寂しいものでした。つーか、買うもんないよ!
わずかに残ったディズニーの初期作品数枚のみが戦果となりました。強いて言うなら、DVDもブルーレイも同じ800円だったので、シンデレラをブルーレイで買えたのがお得だった、と強がっておきます。元々これが本命だしぃ!
いや〜、プロの存在は完全に予想外でした。軽い気持ちで行ったのでショックではなかったのですが、未知との遭遇にびっくりしましたね!個人しか想定していなかったので、プロの容赦のなさに驚きました。
万が一、近所のツタヤの閉店セールでお買物を考えている方は、早くから並び、開店ダッシュをかけてプロに先んじられますように。成功をお祈り申し上げます。
そんな、ツタヤ閉店セールにはプロが現れますよ、というお話でした。