調査票ですよ。調査員ではありません。なんのことか?
固定資産税って知ってますよね?土地とか家、マンションなどを所有しているとかかってくる税金です。ヤンメイ家も春先に引越しをして持ち家人になったので、新たに固定資産税を課税されることに。
それにあたり、あなたのお家の価値はいくらです、という評価をするのですね。普通、戸建ての家を持っていると、所轄の役所の課税課から調査員がくるのですが。現在はコロナ騒動で色々対応が変わっているのでしょうか。ヤンメイ家には書面で提出せよ、という通知が来ました。それが冒頭の調査票です。
今回は、人生であまり経験しない家屋調査が書類審査になりました、というお話です。
固定資産税の決定
という訳で、固定資産税です。それこそ、住居が賃貸でない方はなんらかの形で収めていると思います。いや、ご自身は賃貸住まいで、ご実家の山林を相続してるとか、賃貸経営をなさってる方もいますよね。まぁ、不動産を所有しているともれなくかかってくる税金です。資産の価値に応じて金額は変わります。
で、その対象が家になってくると、家の設備によってその家の資産価値が決まってくるので、どんな設備の家なのか?を税務課など役所の職員が調査しに来る訳です。
これは、別にお願いをしなくても勝手にやってきます。おそらく、家を建てた後、検査済証などが行政に提出されるので、「おっ、家が建ったな」と認識されるのです。
普通は、完成から3か月くらいの間でオファーを受けて検査日を決める、という流れのようです。この場合、検査日には課税課の職員が家に入ってきて、各所を確認、点検して回ります。
とは言え、新築間もない家で、赤の他人にクローゼットの中まで見られるのは嫌だ、という人いるかも知れません。別に彼らもクローゼットの中味が知りたいのではなく、図面通りか、材質は何かなどを見ているに過ぎないはずですけど。
そういう場合は、住んでいる役所の課税課に事前に連絡をして、引っ越し前のこの日に調査をして欲しい、とあらかじめ希望を伝えると希望日の調整が出来ることもあるようです。
が、ヤンメイ家の場合は無理でした。一応、所轄の都税事務所に電話をしたところ、3月は年度の切り替え時期にあたり、スタッフも異動等あるかもしれないのでこの時期にお約束は出来ません、とのことでした。残念!
じゃあ、いつになるのよ?と重ねて尋ねると、「多分5月くらいには」とのこと。まだ、コロナ騒動が本格化する前のお話です。ですが、5月が6月になっても調査のオファーは来ませんでした。
それでやってきたのが、家屋調査確認票という見慣れない紙だったのです。
家屋調査確認票とは
簡単に言うと、紙面で行う固定資産税の調査です。立ち入り検査の代わりに、この書面の提出をすることで、固定資産税の算出を行います。つまり、これを済ませれば立ち入り検査はなし、ということ。
別にヤンメイ家、図面と実際の建物に違いはないし、あとから物置きを建てたとかもないので、立ち入り検査をされても一切困らないのですけど。やはり、家のあちこちを他人が色々調べるとか、ない方が楽なのでね。紙面で済めばその方がありがたいです。
内容としては、その調査票に添付書類があり、それらを郵送で送ればおしまいです。添付書類については、実際の訪問調査でも用意しておかないといけないんじゃなかったかな?なので、郵送だから余計に手間がかかる、というほどではありません。
提出書類
・各階平面図
・立面図
・仕上表、仕様書等
・建築確認申請書
・調査済証
上3つは建築時にハウスメーカーさんから渡されます。フェニックスホームさんは冊子状にまとめてくれていましたね。あと、打ち合わせの際にもよく登場し、ここをこうしたい、ああしたいと書き込んだりしていたので、施主さんなら馴染みのある図面だと思います。多分、会社に言えばPDFでも送ってくれるでしょう。
下の2つは引き渡し時の書類にありましたね。なんか色々専門的で難しいのでチェックしていない人も多いかもしれませんが。ヤンメイも今回初めてチェックしました。ちなみに、提出するのは全てコピーで大丈夫です。
家屋調査確認票の書き方
いや、本当に単純なんですよ。
氏名、電話番号、住所を記入します。それに、9つある確認事項に「あり」「なし」みたいなチェックを入れていくだけ。
1つ分からなかったのは、給湯器の大きさで、ここだけはハウスメーカーに問い合わせをして教えてもらいました。
ちょっと困ったところ
あとは、とても基本的なところで、住所の書き方が分からず、区役所の課税課に電話をして聞いてしまいました。
なんで住所の書き方なんかで迷うのかって?いや、なんかああいうのって、登記簿上の住所と普段使いの住所って違ったりするので。どっちを書けばいいのかな?って。ググっても出て来ませんでね。
まぁ、よく見てみれば、〝納税通知書の送り先にしますか?〟というチェックが付いているので。いわゆる、普通の住所表示で書けばいいのが分かるはずですけど。
はい、この家屋調査確認票の住居表示の部分は普通の住所を書きますよ。
これで万事解決!と思ったら、もう1つ問題(?)が。
調査票の郵送
さて、この調査票と添付書類を、同封の封筒で送るだけなのですが。この封筒、料金がかからないのは良いのですけど、普通郵便なんですよ。
最近、役所との郵便のやり取りの中で、簡易書留で、という指定も多くって。これ、普通郵便でいいのかな?と。これも問い合わせてみました。
ヤ「これ、同封の封筒だと普通郵便ですけど、簡易書留じゃなくても良いのですか?」
役所「普通郵便で構いません。事故時の補償はないですが…」
ヤ「着いたらご連絡はいただけるんですか?」
役所「では、受け取ったら担当に連絡させます。連絡先を教えて下さい」
というやり取りをしました。どうやら、普通は連絡とかしないんですね。いや、結構書類が多くて封筒がパンパンだったので、ちゃんと着くか少しナーバスになりまして。
後日、無事到着した旨、ちゃんと担当の方からご連絡がありました。書類に不備もなく、必要なものは揃っていたようです。良かった良かった。後は税額の確定を待つばかりです。やだなぁ。←どっちだ?
そんな、固定資産税の家屋調査を書類だけで済ませましたよ、というお話でした。