ヤンメイ家のログハウスは窓にシャッターを付けています。実はこれ、結構悩んだんですよ。というのも、ログハウスにシャッターを付けているお宅ってあまりないので、必要あるのかなぁ、と。
でも、防犯意識の高いヤンメイ妻の強い希望でシャッターの取り付けに踏み切りました。いや、ただお願いして付けてもらうだけなんですけどね。
とはいえ、毎度のことですが、すんなり行きませんでしたよ。家作りとはそういうものなのです。
今回はログハウスにシャッターを付けるとこんな感じ、という後進の皆様にお送りするお話。
シャッターと防火基準
ヤンメイ家、少し前のエントリで触れたリモコンスリットシャッターを頼んだつもりだったのですが、出来上がったらどんな行き違いか、ただの普通のシャッターになっていて。
道理で見積もりが異常に安いと思ったんですけどね。メールで伝えた訳じゃないですし、言った言わないの水掛け論もなんだったので、もうそのままにしちゃいました。
とは言え、フェニックスホームさんが悪いとか間違えた、と言うわけでもなく。ヤンメイの家は都内の住宅地で準防火地域に指定されているエリアです。すると、そこに建てる建物には様々な制約というか、クリアすべき基準が設けられています。
以前触れたX-BRINDとかリモコンスリットシャッターとかは、それ自体が防火性のあるものと認められておらず使えなかったのです。
いやいやいや。開閉するとは言え、スチール製のシャッターでしょ？燃えるとかないでしょう。そこを心配するなら木造の本体じゃないの？
それでも法律は法律。これらの商品では防火基準を満たさないのです。
ただし、窓自体は防火製品なので、それに非防火製品を付けて、防火性が落ちるのかどうか。グレーと言えばグレーな領域だったのですが、当然メーカーは推奨しませんので。
納期も押していたし、無用のリスクを避けて適法でいくと、普通のシャッターしか選択肢がなかったわけです。
なので、どこかでX-BRINDやリモコンスリットシャッターという商品を知って興味を持っている方は、お住いの地域が防火地域かどうかの確認が必須ですよ。
コミニュケーション不足？
それでも、その辺の経緯が伝わっておらず、てっきりスリットシャッターになると思っていたので、完成してみて「あれ？リモコンとか開閉ボタンがないぞ 」と。そこで問い合わせて、初めて変更の事実を認識したというか、ヤンメイ家のシャッターに手動タイプが取り付けられていたと知ったのです。
思い込みって怖いですね、お互いに。言った言わないでトラブらないよう、ハウスメーカーさんとはメールで形に残るコミニュケーションが必要です。自分の記憶のためにも。
そんな訳で、選んだつもりもなく手動シャッターが取り付けられていた訳ですが、もうこれはこれでいいか、と。電動には変えませんでした。
今でも朝、シャッターを開けるときに「ボタン一つで開け閉め出来れば…」と思わなくはないですが、シンプルな機構の方が掃除もメンテも簡単ですからね。なんとなくアナログ人間なので、これはこれで良いのです。
ログハウスにシャッター
そもそも、ログハウスの大窓にシャッター付ける家は少ないみたいです。外観とか参考の画像を探すと、まず出てこない。フェニックスホームさんの施工例でも２、３件。他社さんでもほぼなし。
外国のログハウスでもシャッターは見ないですね。いや、外国の方が防犯意識は高いと思うのですが、その辺はどうなっているのか？仮に別荘とかでもシャッターか雨戸がある方が防犯上良いと思うのですが。
とにかく圧倒的にシャッターを取り付けたログハウスを見ません。メーカーさんとしては、すでに充分防犯性の高い窓なのでこれで大丈夫、ということなのでしょう。
それでも、ヤンメイの家はシャッターを取り付けました。色も白があるので、窓枠との相性的にも問題ありません。やはり、防犯的にも防災的にもシャッターがある方が安心感があります。閉めるだけでロックがかかりますからね。
窓の発注時にシャッターを頼んでおくと、窓枠と一体型のシャッターとなります。後付けももちろんできますが、あまり収まりに大きな違いはありません。
実は発注の関係で手前側は後付けのシャッターなのですが、ほんの少し枠に出っ張りがあるのが分かるでしょうか？この程度の微差となります。使用感は全く同じです。
掃除のし易さとかどうなのかな？まだ掃除をしていないので分かりませんが、差はない気がします。戸袋がない分、雨戸の掃除よりは随分ラクそうですね。
音も静かなものです。そーっと開ければカタカタと、ガーッと開ければガタガタと鳴りますが、基本的に静かです。無音では開け閉めは出来ません。
そんな訳で、人生初のシャッターライフをそれなりに快適に過ごしています。出来れば壊れずに保っていただきたいものです。
そんな、ログハウスに防犯上の理由でシャッターを付けたよ、全然普通に付けられるし、外観も別におかしく目立ったりはしないよ、というお話でした。
