ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

庭の外構、レンガ敷きDIYを諦めた話

ようやく、ヤンメイ家の庭がおおむね完成しました!昨年の冬から1年かけて少しずつ進んできたのですけどね。実用に堪える範囲まで出来あがりました。

結局ね、外注しちゃいましたよ。プロにお願いしてしまいました。それでも完成は完成です!というより、依頼していなければ、年内完成とかあり得ませんでしたからね。

今回はそんな、レンガ敷きのDIYを諦めてプロにお願いしたら、早々にお庭が完成しました、というお話です。

庭の整備を自分で

これまでも散発的に書いてきたのですが、ヤンメイ家ではこの1年、ずーっと庭の整備をしてきました。

まず、土のままでは泥汚れと雑草問題が出るので、家の周囲の狭い範囲(犬走り)は透水性コンクリートで覆ってしまい、残りのよく見えるエリアは花壇と家庭菜園とレンガ敷き舗装にしようと決まりました。

しかし、ざっくり調べるとレンガ敷きは平米単価¥20,000くらいが相場のようで。うちの庭、40㎡くらいあるので、80万は最低かかりそうです。そこに更にレンガで花壇を作ったり、家庭菜園を作れば、施工面積は結構減ると思いますが。それでも色々で50万はかかっちゃいそうだから、自分達やるか、ということになりました。

整地

なので、まずは整地です。レーキという猪八戒の武器みたいので、ひたすら庭をガリガリと慣らします。何往復もするのですが、もう、めちゃくちゃ石やら金属片やらが出てきます。

 

ヤンメイの家は3mの擁壁の上に建っているのですが、その擁壁作りために何度も土をどけたり乗せたりして、その都度残土みたいのを搬入していたので、まぁ、あまり土の質が良くないのでしょう。

しかも、隣地との兼ね合いもあるのか、敷地内が真っ平ではないのです。家はさすがに水平ですが、家の前にある庭の方というか、道路に面した部分が低くなっています。お隣もそれで地続きなので、これを真っ平にするって出来ないのです。

なので、整地はしたものの、左右は水平だけど前後は傾斜している、という風にゆるい坂になってしまうのでした。

早く植えたいヤンメイ妻

しかも、春先は植物を植えたり種まきに良い、ということで、ヤンメイ妻は早々に活動したいのです。そこで、時間のかかりそうなレンガ敷きとかレンガ積みは後回しにして、まずは暫定花壇の位置を決めて庭木の植え付けをしました。

そして、残りのエリアにはレイズドベッドという巨大なプランターを設置しました。これには結構面積をとりましたからね。レンガ敷きの面積はぐっと減りました。

これで妻は思う存分花壇と家庭菜園に従事するので、あとはヤンメイが花壇にレンガを積み上げ残りの庭作業を進める、という分担です。

ですが、そこでヤンメイ、痛風と関節炎にかかってしまい。梅雨が来たし、炎天下にレンガ作業してまた具合悪くなっても良くないよね、と計画の見直しが行われることに。梅雨と炎天下を避け、少し暑さが和らいでから取り掛かろうとなりました。

計画変更

その間、計画を詰めてみました。およそ、レイズドベッドと花壇を除いた施工面積は30㎡。

そこにサークルストーン分で3㎡を引いた残りにレンガを敷いてみます。レンガ1㎡分で約50個ですから、1350個という気の遠くなるような数がいります。

前回、150個の積み下ろしも少し面倒でしたからね。それをあと9回はしんどいな、と。レンガだけで車で9往復ですからね。

さらに、下地作りに10cm×30㎡分の土を削り、残土処理の会社に運びます。そこに、砕石や砂で下地を作ります。

砕石は1㎡で100kg、砂も40kgは要りそうです。それを全て1人で人力とか考えるとちょっと果てしなさ過ぎるのでは?

単純計算でめちゃくちゃ安く概算を出しても、レンガ代100円としてレンガで135,000円、砕石と砂も38,000円はかかります。そこにモルタルとか道具とかなんだかんだで、材料費だけで20万円はかかるのでは?という試算が成り立ちました。←最初にやれ

労力とか時間はプライスレスですからね。そもそも、この計画を進めるべきか?という問題が。どこかで安くお願い出来ないかな?と、業者さんを探す方向に軌道修正されました。

業者探し難航

しかし、原価だけでこれだけの工事ですからね。色々見積もりをお願いしましたが、やはり当初の予定通り50〜70万前後の数字が出てきます。むぅ、高い。

あと擁壁がね。3mの擁壁が手間賃を高くするのだ!これは盲点。みんな、選べるなら道路に面した土地がいいぞ!買う時に少々安くても、結果高くつく!と誰にともなく警告しておきます。

削減案として、インターロッキングという公園や歩道などにもよく使われる透水性ブロックがそこそこ安価なので、それで見積もりを出します。さらに、敷き作業を自前でやると想定し、下地作業だけでいくらか、という見積もりと2通りで数字を出してもらいました。

しかーし、そもそも、下地だけはやらない、という業者さん多数。保証とか考えると半端な手出しはしません、と。まぁ、利幅が薄いから無理もない。インターロッキングも経費削減効果はわずかでした。

拾う神、地元店

結局、第一次外構工事(フェンス、犬走りなど)をお願いした庭屋さんに相談してみました。こちらは、レンガ敷きは自分達でやります、と当時お願いしなかったので声が掛けずらかったのですが。車で15分くらいのところにある、柔軟対応の庭屋さんなのです。

こちらに相談したところ、お店に在庫があるリサイクル(アンティーク?)レンガとテラコッタタイル(板が大きいので面積が取れる)を使えば結構安くいける、という話になりました。概算30〜35万円だと!?マジかっ!!

しかも、施主支給のサークルストーン設置込みのお値段ですからね。ほぼ他社さんの半額ですよ。既存客なので頑張ってくれたのかも。このお値段の提示で、依頼が即決定しました。仕事の質は分かっているので安心です。

いや〜、本当にお店によって全然違うものですよ、外構工事。

打ち合わせは大事

依頼から3週後、予定よりちょっと遅れて工事スタート。事前に打ち合わせをして、細部は現地で詰めるユルいスタイルで。

初日、自前で用意してあったレンガで花壇エリアを作成。ここでアクシデントが。

花壇の形を緩くしか詰めてなかったので、本来希望していた曲線ではなく、直線で施工されてしまいました。ユル詰めでもヤンメイ妻がいるから現地修正かかるかと思っていたら、ジムとか行っててノータッチでした。帰ってきたらこの形になっていた、と。

まぁ、打ち合わせで明確に指示していないので仕方ないです。デザイン料とかも入っていないので、デザイン性とか期待してはダメです。レンガの敷き方もこだわりがあるなら、指定すればオシャレにやってくれたとは思います。ウチはしなかったけど。

外構屋さんにはデザイナーさんがいて、ばっちりオシャレにデザインしてくれる会社もあります。当然、そういうところはデザイン料も乗って割高になりますよね。

ウチのお願いした庭屋さんは、デザインはしないけどデザイン料もなし。お願いすればやってくれるのかな?まぁ、ウチの希望とは合っています。レンガで安価に土が隠れれば良いのです。

どんどん進むよ

それ以外はさくさく進みました。2日目にレイズドベッドの周りをテラコッタタイルで舗装。ヤンメイ妻の希望で花壇のレンガも一段高くしてもらいました。

 

テラコッタタイル敷き

テラコッタタイル敷き

3日目以降、家の近くをレンガ舗装とサークルストーン施工。この微妙に斜めの傾斜を、ベンチとかを置けるくらい緩く真っ直ぐに仕上げるのはプロの技ですね。

基礎掘りとサークルストーン

アンティークレンガは大きいので、下地も深く掘ります。結構な量の表土を削るので自分でやったら大変です。

 

アンティークレンガ

8cm厚のアンティークレンガ

 

下地も深堀りです

サークルの角や半端部分をみんなディスクグラインダーでカットしてキッチリ収めてくれたのも素晴らしい。とても手間と時間がかかっています。

あと、駐車場の自転車止めの固定と物置き設置予定場所の水平面の確保も。物置き場所は水平だけで良かったのに、余り材でがっつり土台も作ってくれました。施主支給で固定用の羽子板ボルトも入れてもらいました。

 

物置(自作)予定地

外構完成!

細かい仕上げを除き、およそ5日間で長年の懸念であった庭がスッキリ完成しました!いや〜、DIYでやろうとしたら何日かかったか…しかもクオリティの問題もありますから。

レイズドベッド周り ビフォーアフター

 

レンガエリア ビフォーアフター

 

ヤンメイ妻こだわりのサークルストーン

これだけやってもらって税込み35万円でした!ちょっとあり得ない破格の料金です!!材料費と人件費を除いて、ちゃんと利益が出ているのか心配になるくらい。もはや土を気にせず歩けます。

ありがとうございました!

実は、もう完成から1か月以上経つのですが。いまだにキレイになった庭に慣れません。朝、ドアを開けるたびに「おっ!」と軽い驚きが。先日、すごい大雨が降ったのですが、レイズドベッド内は水たまりになっても、レンガ、テラコッタエリアは水たまりになりませんでした。傾斜も付けてくれたのでしょうが、レンガは結構水を吸ってくれます。


そんな訳で。レンガ敷きなど外構をお庭屋さんに外注したら、早くて安かったよ、というお話でした。いや、35万円は小さな額ではないけれど、内容を考えたらスゴい値段です。好きな人はコツコツ作るのも楽しいのでしょうけれどね。