ウチのカミさん中国人 ~毎日が異文化~

国際結婚したい人の夢を壊さないといいな。国際結婚の現実、いいとこ悪いとこ盲点、みんなお話しします。

子連れ函館、どこで遊ぶ? ~子連れ函館旅行記②

小さい子を連れての旅行だと、名所旧跡に行くってあまりないのです。行ってもいいのですけど、およそ子供は退屈します。なので、ヤンメイ家も旅先は海とかゲレンデとか、体を動かすアクティビティが中心でした。

さて、そんな中での冬の函館旅行です。ヤンメイ妻は絵面がいい所に行くことに目がないので、いわゆる函館名所を回れば満足するのでしょうけど。ヤンメイ娘的にはそれでは全然面白くないわけで。それをどうするか、が今回のキモでした。

結果として、妻、娘双方がそれなりに楽しめたメニューが組めたのかな?と。今回はそんな成果を一例としてシェアするエントリーです。

五稜郭

五稜郭って子供の遊べるところあるの?と思うかも知れません。元々、現在の五稜郭は要塞の跡地であり、有名な星型の部分は概ね公園なのです。冬はそこに雪が積もっていましてね。格好の遊び場なのです。

とはいえ、コロナ下で観光客激減の中、数少ない人はほぼ函館奉行所に行く人ばかりで、実際に雪遊びに興じていたのはヤンメイ一家だけでしたが。

結構雪が積もり傾斜もあり、子供は登ったり降りたり雪合戦をしたり、結構冬遊びを満喫していました。

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五稜郭公園で雪登り

また、最近歴史に興味を持ち始めていたので、土方ゆかりの函館奉行所などは歴史スポット的に楽しめたみたいです。なんだか、小さい子供だとばかり思っていたのに、歴女になりつつあってびっくりです。

ちなみに、五稜郭近くには五稜郭タワーという高い建物があり、上からだと星型の五稜郭の全貌が見下ろせて楽しいのでしょうが。残念ながら改装工事中で中には入れず、外から眺めただけでした。

函館山ロープウェイ

夜景の有名な函館山のロープウェイにも行って来ました。残念ながら雪が降っていたので、やや見晴らしが効かない点はありましたが、それでも十分綺麗でした。

これも子供的に凄くあがる、って所ではなく、ヤンメイ妻の強い希望で行ってみました。行ってみたら、ロープウェイの上り降りがあるので、その辺はヤン娘も楽しめたかと思います。まぁ、夕飯後の腹ごなしの散歩ですね。

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ロープウェイの中から

大沼公園

函館から20kmほど離れたところに、大沼国定公園があります。クルマがあれば30分少々で着く距離です。地元新聞に「雪と氷の祭典」というイベントがやっているという記事を偶然見つけ、大沼行きが決まりました。

函館市内から高速道路に乗るのですが、函館の高速道路は無料の区域があり、大沼までも無料で行けました。函館太っ腹!まずは朝食後、わかさぎ釣りを目指して宿を出ました。

じゅんさい沼ワカサギ釣り

以前から氷上ワカサギ釣りってやってみたかったので、ついにここ函館で初挑戦です。氷の上に穴を開けてワカサギを釣るというレジャーなので、釣り好きのヤンメイ娘的にも興味深々です。

ここ大沼は近所に小沼、じゅんさい沼があり、何ヶ所かワカサギ釣りを出来る施設があります。なんとなくで選んだじゅんさい沼のワカサギ釣り、カーナビに住所を入れるもおよその場所しか出てこなくて、結構近所をぐるぐるしてしまいました。

結局、現地で受付を済ませて、道具を借り、レクチャーを受け、釣りはじめたのが11時くらいからでした。広い雪原にビニール製の三角テントが並んでいる様はなかなか非日常感があります。ビニールハウスの中にいるので全然寒くありません。これは意外でしたね。

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じゅんさい湖

 

ちなみに、ワカサギ釣りの道具って非常に細かいのですよ。それに生き餌を付けるのですが、仕掛けに対してエサが大き過ぎるので、ハサミで1/3ほどに切って使います。その小さなエサを小さな針にいくつも付けるのは、慣れないと結構時間を喰います。

一本の竿に5つ針が付いていて、3人分のエサ付けで15回。ちょん切った虫から中身が溶け出てしまうので、それを時々取り替えます。魚が釣れてもやはり付け替えます。ヤンメイ、気分的には釣っていた時間よりエサを付けていた時間の方が長かった気がします。慣れた人ならなんでもないことなんでしょうけど。

気になる釣果は1.5時間で7匹!ヤンメイだけの成果ではなく、一家で7匹です!オプションでフライにしてくれるんですけどね。300円かけて7匹の小魚をフライにするのって微妙でした。歯に挟まってなくなってしまいそうな量です。まぁ、遊びとしては楽しめました。

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貴重な釣果

ちなみに、この後でスノーモービルに乗った会場近くではワカサギの天ぷらが一皿500円で売っていました…。300円出さずに放流して、そっちを食べた方が食べではあったでしょうか?

雪と氷の祭典

大沼公園の広場で、地元の小中学生が作ったという雪像を並べて展示してありました。大人も手伝うのでしょうけど、札幌雪まつりには遠く及びませんが、なかなかの大作、力作揃いでした。

それを見て子供が嬉しいのかというと、大きな氷の滑り台がいくつも作られていて、それがヤン娘的にはとても楽しかったのです。飽きずに何度も滑っていましたね。

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雪国ならでは 氷の滑り台

とはいえ、氷ですから。スキーウェアとか濡れない服でないとお尻がビチョビチョになりますよ。

ちなみに、会場から少し外れたあたりで雪爆弾による絨毯爆撃(大きめの雪玉を高所から投げつける)という遊びも同時開催しました。こちらは避けるのが楽しかったみたいです。

スノーモービル

この大沼ではスノーモービルも楽しめます。犬ゾリならぬ、スノーモービルに曳いてもらうソリで大沼を廻るのですが、なんとも言えない解放感がありました!

 

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駒ケ岳をバックに

あまりに素晴らしかったのと、コロナ下で全然お客さんがいないと嘆くオーナーのため、2回目はスタッフさんの先導に付いて自身で運転するコースにも挑戦。人生で初めてのスノーモービル運転でした。これも子供を後ろに載せて走りましたよ。

結論からいうと、やはり人に運転してもらう方がより景色や解放感が楽しめる感じでした。個人差があると思いますけど。

熱帯植物園

宿のすぐ近くにあったので覗いてきました。もちろん入園料はかかりますよ。函館のような寒いエリアで熱帯植物を育てるというのはなかなかアナーキーな試みです。

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植物園としての内容はやや小ぶりな感じなのですが、温泉に浸かる猿がいたのが子供的にはやや楽しめたのでしょうか?もちろん屋根がある施設なので、天候に関係なく遊べる点はポイント高かったですね。

 

そんな訳で。子供が小さくても郊外まで足を伸ばせばそれなりに遊べるところがありました、函館。最悪、どこか人のいないエリアで雪に放り込んでしまえば、それなりに遊べると言えば遊べます。そんな、函館を子連れで色々遊んだよ、という記録でした。次はグルメのお話です。