最近、ヤンメイ家ではGが目撃され始めています。そう、太古の昔より地球上に存在したという生物ゴキ◯リです。やっぱり夏は増えるんですかね?
で、それを退治した後なんですが。妻に報告をしていたら、なんだか話が噛み合わないんですよ。そして、よくよく話をしてみると、結構驚きの差異が明らかになりました。
今回は、中国では「これくらい」をどう表現するかのお話とそれに関するお話の二本立てです。
夫婦ずれずれ
そんな訳でね、時々出るのです、Gが。それで、今回は洗面所で出ましてね。殺虫剤を使って無事退治した訳ですが。ヤンメイが風呂から出たところで発見、退治したので、ヤンメイ妻は奴を目撃しておらず。
どれくらいの大きさだったかを尋ねるので、2、3センチくらいだったよ、と指で形を作って示すと、大きいねぇ、と言うのです。
いやいやいや。全然成虫のサイズじゃないでしょ?そう?大きいかね?全然子供サイズじゃない?こないだ退治した奴の方が全然デカいでしょ?
それでも、いったいどこから入ったんだろう?とかブツブツ言ってるのです。いや、あのサイズならウチで産まれたとかでなくとも、どこからでも入ってこれちゃう感じじゃない?そんなの気にしていたら戸建てには住めないから割り切って、と言っても、いや結構大きいよ、とまだ気にしている様子。
いや、だってこのサイズだよ?小さいじゃない?と再度アイキャッチ画像のようにサイズを示すヤンメイ。
いや、それは結構な大きさだ、と妻。どこまでも話は平行線です。
中国の「これくらい」ジェスチャー
何度か確認するウチに、両者は見ているものが違うことが分かりました。正確には見ているところが違うのね。
ヤンメイは指でこのように形づくり、ここをサイズとして示したつもりでした。
でも、妻はこっち側を示されたと思ったのね。確かにね!こりゃ大きいよね!!これなら立派に成虫のサイズですよ。というか、むしろ太り気味。こんなんいたら嫌だわ!この大きさなら何処から入って来たのか?とか気にしても無理はないです。
でもねぇ。よもや、2、3cmって言ってるんだから、上写真の大きさを汲み取って欲しかったです。ちなみに、中国のどこでもそうかは知りませんが、ヤンメイ妻の家では、今回のヤンメイのジェスチャーはこのように示すらしいです。なるほど!!
夫婦ずれずれ2
それにつけてもGですよ。実は、これまでのマンションでは引っ越して6年間、ついぞ彼らを目撃することはありませんでした。まぁ、人の住む環境にいないってことはあり得ないので、妻が目撃しなかっただけだとは思いますが。なので、今回引っ越して、8月になってから数年ぶりに新居でGと対面した訳です。
ヤンメイはいつも、帰宅の電車の中から妻に連絡をします。妻は出来立てご飯を用意してくれるので、準備のため帰宅前20分くらいにラインをする習慣になっています。
いつものようにラインをすると「早く早く」と返事がありました。妻は自慢の夕飯が出来た時、早く食べさせたくて時々このようなメールをくれます。おお、今日も力作だな、と「急ぐね」と返してスマホをしまったのですが。実は折り返しのメッセージがあり、「ゴキブリいる」と続いていたのでした。そう、この時、妻はGと対峙していたのです。
妻はゴキブリの逃走を恐れて目が離せず、非常に短いメッセージを送りながら奴を見張っていたのです。「でかい」とも書かれていました。しかし、ヤンメイはそんなこととは知らず、美味しい夕飯を連想してのんきに家に向かっていたのでした。
ログハウスのG退治
そこで、帰るなり「早く早く!」と声をかけられ、あれ?なんか緊迫してる?さては鍋でもひっくり返した?とリビングに入っていくと、カップボードの前で固まった妻が「ゴキブリ!早くやっつけて!絶対逃しちゃだめ!!」と。
なるほど!早く早くは自信メニューじゃなく、これかっ!!と事態を理解したヤンメイ。妻の説明が簡潔で素晴らしい!!これはデカいね。6cmは超えてる感じ。すぐさま雑誌を丸めて武器を作ります。殺虫剤はなし。一応、虫除けスプレーはあったのでそれも手にしながら奴に近付きます。
そもそも論として、ヤンメイ家のキッチンはこのような配置で、この窓付近にGがいたのですが。これ失敗するとカップボードの間に逃げられるポジションです。
しかも、武器は叩き潰す系。うちの壁ね、無垢の板なんですよ。潰したら体液とか染み込んじゃうのね。床は一応オイル塗装でコーティングしましたけど、壁は面倒なのでやってないんですわ。どうやって退治しましょうね?
最悪、潰して汚れたらヤスリ掛けて削ろう。そう開き直って、まず奴に虫除けスプレーをかけたところ、案の定、カップボードの隙間に逃げこまれました。そこで隙間にスプレーしたところ、運良くカップボード側に出てきてくれました、ラッキー!しかも、なんか心なし動きが遅い。効いてるのか?
カップボードの上なら拭けるから、と思い切り叩いたところ、さほど潰れず絶命してくれました。妻曰く、Gの死体はGを引き寄せるらしいので、そのままトイレットペーパーに包んで水葬です。あとはカップボードを消毒して終了!!いやいや、夕飯の前に一仕事しちゃいましたね。
たまたま運良く潰さずにすみましたが、こんな幸運ばかりではないだろう、と翌日にはゴキジェットを買って帰りました。すると、更にその翌日にもう少し小型のGが出現しました。
準備は早目にしておくものですね。時は昼間で家には妻しかいません。しかし、妻はゴキジェットを片手に果敢に戦ったところ、戦いにすらならず圧勝!かけた途端にほぼ活動停止、追加噴霧で息の根を止めたそうです。虫の苦手な妻が、全然怖くなかった、と。
ゴキジェットすげー!!なんか、子供の頃のキンチョールとかフマキラーとか、かけてもヤツら結構しぶとく逃げ回っていたような記憶がありますが。ゴキジェットなら瞬殺のようです。
冒頭の洗面所のヤツで今シーズン3匹目ですが、やはりこれも瞬殺でした。潰してはまずい無垢の床や家具にGが出たら、迷わずゴキジェットです。大切なので繰り返します、ゴキブリにはゴキジェットが最高!!
なお、残念ながらいつも通り利益供与は一切ありません。
そんな、中国人の「これくらい」のジェスチャーと、G退治にはゴキジェットが良い、というお話でした。現場からは以上です!