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ウィリアム・モリスのカーテンをオーダーしました 〜ログハウスのカーテン選び⑥

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正確にはモリスのカーテンは半分なんですけどね。まぁ、モリスの川島セルコンと東リが半分づつって感じです。

それで前回は、見積もり額からほとんどミツワインテリアさんに決まりかけていたのを土壇場でひっくり返しました、ってとこまで話しましたね。

今回のヤンメイのような件はなかなか起こらないと思うので、誰かの参考になるような話ではないのですが。まぁ、これも備忘録として残しておきます。ヤンメイ家のカーテン決定についてのお話、最終回です。

発注はどこに?

さて、それでカーテンの発注ですよ。結局、ミツワインテリアさんをやめてどこにしたのか?というと。ハウスメーカーさんと提携している業者さんにお願いしました。

 

なんで?

 

 

ですよね?今まで候補にすら上がってなかった、見積もりも貰っていない業者さんが、なぜ急浮上してきてほぼ内定の出ていた決定を覆せたのか?

これには、な〜んとも言えない事情があるんですよ。

まさかのフライング

いやね、モリスのカーテンに決めた時点で、一応ハウスメーカーであるフェニックスホームさんにも見積もりをお願いしたのですよ。だけど、配置イメージのデータと共に送られて来たのは、定価の見積書でした。

いや、ヤンメイが知りたいのは、ここからどれくらい引いてくれるのか?です。でも、なかなかお返事がなかった。やっぱり、ヤンメイ→フェニックスさん→カーテン業者さん、とリレーになる分、レスが遅いのかな?

タイミング的には他所の値引き率が何となく分かってきたところで、やはり総額が高過ぎるからなんとか削減しようと色々試みはじめたところでした。

確か、ミツワさんの削減途中案(52万円)での数字を送り、「ここまで提示してくれている業者さんがあるので、値引きが厳しければ大丈夫です」とお送りしてそのままになっていました。まぁ、あれより値引くのは厳しいだろうし、ほぼお断りした気になっていました。フェニックスホームさんも、決してゴリ押ししてくる感じでもなかったし。

ところが、そのフェニックスホームさんから連絡があったのです。無理にとは言わないが、他社さんと同額でよいので、ウチの業者さんで頼んで貰えませんか?と。


???

どうかしましたか?

実は、こちらから正式に発注を出す前に、受注を受けたと勘違いした業者さんが、すでに作り始めてしまったのです、と。無理にとは言いませんが、お値段は合わせるのでそちらに注文を出していただけると助かります、と。

つまり、引っ越し(納品期日)が迫っていたので、早く川島セルコンさんに発注しないと間に合わない、と判断したカーテン業者さんが、ほぼ受注されたものと判断して、作り始めて(川島セルコンにオーダーを出して)しまったようです。

これ、ウチがオーダーしないとまるっきりムダになります。まぁ、お会いしたこともない業者さんですし、発注もしてないものを勝手に注文されてもね。という気分もなくはないのですが。

日本人的決定

なんか、頑張って納品してくれようとしていた訳だし、フェニックスさんとの今後の関係もあるのでまるっきり無視とかも冷たいじゃないですか。しかも、ヤンメイ達はダイニングテーブル用に取り置きしておいてもらった楠の無垢板をキャンセルしていたり、フェニックスさんには不義理もしているのでね。

 

ここはひとつ、フェニックスホームさんの顔を立ててこちらにオーダーするか。ただ、問題がひとつ。作り始めてしまったカーテンは最初期計画に基づいていて、その後に内容を変更しています。その辺は価格の問題ではないので、もう作ってしまった変更前の分は無駄になるなぁ…と。

結果、それでも良いので、ということで発注決定しました。そりゃね、カーテン業者さんにしてみれば、まるで無駄になって1円も入らないよりはいいからね。初期計画との変更分は新たに製作するということで落ち付き、お陰で引っ越し後しばらくカーテンがない暮らしを経験することになりました。

カーテンっている?

改めて。カーテンは必要ですね。ただの布だと侮るなかれ。窓の目隠しシートもそうですが、やはり視線を隠すというのは、窓ガラスのハマった家には必要なことだと思います。

塀に囲まれていて、外からの視線がない場合でも、ただ塀が見えているよりはカーテンが見えている方が落ち着きます。

これ確実です。なんか、電車に乗る時、自分のエリアを区切るために端っこ席に移動することありますが、あれにも似た本能的な欲求を感じます。

お値段はどうなったか?

ちなみに、提携カーテン屋さんのお値段は、途中の見積りを参考にしていたので、ミツワさんのそれよりお高くなってしまいました。しかも、なんかハウスメーカーさんも管理費?だか不思議な経費を計上するもので、値段だけで言えば全然ミツワさんの方がお得でした。

もちろん、そこで交渉して、実は他社さんはここまで下げてくれる予定だったし、管理費等も発生しないので、コミコミで同額にして下さい!というのもありなのかも知れませんが。

ヤンメイ、小心者なので出来なかったよ。なんかもう、今後のお付き合いを続ける必要経費だな、とご祝儀を払う感覚で当初より高くなったカーテン代を受け入れました。

そんな訳で、言ってみれば業者のミスを施主が被る形で、オーダー先の変更が実現したのでした。

ちなみに、カーテン代が54万円、管理諸経費(これはなんだ?)が5万円。それらの消費税は別だったのでかなりの額がカーテン費用として計上されました。これ、実はブログを書くにあたり整理をしていて、数字の詳細を確認してびっくりしました!

家を建てている最中はちょこちょこ色々計上されるのですが、合計額が大きいので10万円単位の差はあまり意識しないのですよ。というか、他にも同時進行で色々問題が持ち上がっているので、目がそちらにいかない。

あと、段々と感覚がマヒしてくるのも事実です。最初はハウスメーカーさんが予算計上した30万円のカーテン代は「めちゃくちゃ乗っけてるな、そんな高いカーテンいる?」って気持ちだったのに、いつしか「50万円を切れば安い!」みたいにシフトしてしまう。

ここでは、別にお金持ちになったり支払い能力が上がった訳でもないのに、感覚が変わってきてしまう恐ろしさをしっかりお伝えしておきたいと思います。

今回記事にするまでは6、7万多めに払ったかなぁ、くらいの認識でした。ミツワさん頼んでおけば47万円だったので、その差は10万円を軽く超えます!これだけあれば色々出来たはず。いや〜、ちょっとご祝儀どころではないですね。

皆さんも、見積もりと選定は流されないでやりましょうね!

情けは人のためならず

ただ、幸いなことに提携カーテン屋さんは優秀で誠実な業者さんでした。当たり前かもしれませんが、柄の合わせ方もバッチリでしたし、とても良いカーテンを納品してくれました。アイキャッチ画像のように、高さが違っても柄のスタート位置は同じなんですよ。

しかも、フライングで作って不要になった布がいらなかったら分けてもらえないか?という図々しいお願いも快く聞いてくださり、想定外のびっくりする量のカーテン布を下さいました。元々リビング用の大カーテン用だったので、取れ幅が大きいのですよ。

これ、買ったらめちゃくちゃ高いヤツです。モリスは布だけでも高いので。当初、これをランプシェードに被せよう、という計画で頂いたのですが。思っていたより厚い生地で、シェードへの加工は難しそうなので。クッションカバーとして再生する日を待っている、そんな感じです。

そんな経緯でヤンメイ家のカーテンは決まったのでした。いや、最初に東リさんに見に行ってから8ヶ月もかかりましたが、振り返ってみれば良い思い出です(ズキズキ)。

いずれ、選んだカーテン紹介も出来ればと思います。今回は以上です。